| -日本人の復興- |
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「21世紀とは国境がなくなる時代だ。グローバルな世界の時代だ。そんな今時、やれ日本人がどうだなどと言うのは時代遅れだ」との声が聞こえそうです。確かに通信とコンピューターの発展は瞬時に世界をつなぐ時代を生み出しました。しかし国家が消滅するでしょうか。そうした意見を言う人の多くが、アメリカこそが最も進んだ国だと思っています。ではそのアメリカが今何をやっているのでしょうか。盛んに日本の鉄鋼品をダンピングだと訴えて関税の障壁を作っているではありませんか。日本の保険会社にはガン保険を売らせないのは、どこの国が圧力をかけているからなのでしょうか。考えられないくらい膨大な資金を出して日本政府はアメリカの国債を買っています。円高が進めば進むだけ、アメリカ国債の価値は目減りします。それでも解約しないのは何故なのでしょうか。
国境がなくなるなどと空想するのは、それこそ「国家意識」を失った日本人のみの考え方です。そんな考え方はグローバル・スタンダードではないのです。国家があって国民があり,消費者も市民もあるのです。前段を忘れているのは日本人だけです。それこそが特殊なのです。
欧米諸国もアジアの多くの国々も、一神教の下、硬直した国家意識を持っています。そうした中で多神教で、他を受容することのできる日本人もまた、国家意識を持っている可能性は高いと考えます。そうした視点での論議も最近かなり多くなってきました。