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学内予備校と補習塾



 日生学園の特色はと問われれば、学内に教育に必要な全ての機能を兼備していることにあると言えます。その一つが学内予備校です。学内塾と言っても良いでしょう。
 今、大学の分化が急速に進んでいます。センター試験利用大学が急速に増え、センター試験対策と個別の大学入試対策の二つを同時にやらなければなりません。しかも一部の受験者の殺到する大学では振るい落とすための極端に難易度の高い問題の出題が横行しているのです。一方では、推薦入試で多数の入学生徒を確保しようとして年々受験科目を減らす傾向の大学も出ています。後者を希望するならば受験は簡単になったと言えましょう。しかし、前者を志願するならば、残念ながら授業を受けているだけでは合格できないのが現実です。どうしても受験専門の学習指導をしてくれる機関が必要となるのです。
 そこで日生学園では、思い切って学内に予備校を設置したのです。これをセンターゼミと呼んでいます。センターの責任者には、教頭と同格を与え昼間に行われる授業と同じように、年間を通じてのカリキュラムが編成され、志望大学に応じたクラスが作られ、毎日放課後と夜間にゼミが実施されます。これは授業の補習ではありません。難関大学を目指す学習です。一年間の到達すべき目標が決められ、そこに向かって猛烈に勉強するのです。
 センターのゼミが開講されるのは授業日だけではありません。最も活発に行われるのが、春・夏・冬の休みです。各休みの相当期間、このゼミが行われます。その期間は同時に個別指導も徹底して行われるのです。個別指導はこのゼミの開設期間に止まりません。盆と正月以外は生徒と向き合ってくれている先生も多いのです。
 こう書き綴れば、成績の上位の生徒は良いが下位の生徒はどうなっているのかとの疑問が出るでしょう。この為にもう一つの塾を用意しているのです。各寮のハウスマスター(寮監)が言わば塾長の立場になり、各寮毎に補習ゼミが実施されます。ハウスマスター・アシスタントマスター・チューターがこれに当たっています。例えば、推薦入試で大学に受験する生徒で小論文が必要な場合があります。進路指導部から来年の傾向が示されます。それに応じて重に社会科の教師が中心になって、論文を書くための基礎として必要な現代社会の抱える諸問題を講義します。そして次に国語科の教師が小論文のテーマを与えて一斉に小論文を書かせます。そしてそれを個別に添削して指導するのです。
 こうした二つの塾が学内で活動することで、日生学園の生徒は外部の塾に出掛ける必要がないのです。居ながらにして自分の学力に応じた塾を選び受講することができるのです。これによって短期間で急速に実力を伸ばすことが可能なのです。
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